不登校について、どこにどうやって相談したらいいか分からない

学校に行きたくない、学校にいけない
学校に行くのがしんどい
でもだれに相談したらいいのか分からない

子どもが学校に急に行かなくなった
理由も言わないしどうしてあげたらいいのか分からない
朝自分の部屋から出てこなくなってしまった

不登校についていったいどうしたらいいのだろうと
本人と家族だけで悩み続けてしまってはいませんか?

相談するのは恥ずかしい、自分の気持ちが伝えられるか分からない
家庭の問題は家庭内で解決しないといけない
それぞれにそんな気持ちがあって
周りの人に相談することをためらってしまっているのかもしれません。

しかし、無理にそのまま家庭の中だけで対処しようとすると
場合によっては状況が悪化したり
保護者までこころの調子を悪くしてしまったりという恐れもあります。

不登校は本人にとっても保護者にとっても苦しい状況ですが
それ自体は決して悪いことでも、劣っていることでもありません。
必要に応じて専門家の力を借りながら対処していくこと
結果的には早い解決につながっていくことも多いかと思います。

では実際どこに、どうやって相談できるのか。
学校、公的機関、民間施設に分けて
大阪市を例に挙げてみていきますね。

相談できる場所と相談の仕方

学校

学校で相談できる人は
先生とスクールカウンセラーが挙げられます。

・担任の先生
学校の復帰に際した具体的な対応を検討するためには
担任の先生をはじめとした学校との連携が不可欠です。
保健室登校などの別室登校やオンライン授業など
学校が対応可能な範囲での具体的な方略について相談ができます。
ただし、先生・学校のスタンスや関係性によって
うまく連携の取れない場合もあります。
担任の先生との相談が難しい場合は
前年度の担任や学年主任など別の先生を頼るのも1つの方法です。

・スクールカウンセラー
メンタルヘルスの専門家として
本人の話にしっかり耳を傾け、アドバイスをしてくれます。
学校に在籍しているため話を聞いたうえで
必要に応じて学校と連携してくれる場合も多いです。
大阪市の場合
所属している学校の教頭先生が窓口になっていることが基本であるため
まずは教頭先生に連絡を取ってみてください。
国立・私立の学校に通われている方や所属の学校には話しにくい方などは
下記に電話もしくはファックスしてください。
 電話:06-4301-3141
ファックス:06-6944-2064
受付時間:9時30分~17時(土日、祝日を除く)

公的機関

代表的な公的機関には
教育相談センターがあります。

・教育相談センター
教育相談員・発達相談員(心理・福祉)などの専門家が
教育や子育ての観点から無料で相談に乗ってくれる窓口です。
大阪市の場合
中央こども相談センターが窓口となっています。

<保護者向け>
①面談での相談(要予約)
 月曜日~金曜日(祝日、年末年始を除く) 9時~17時30分
まずは中央こども相談センター総合相談窓口に電話をして
予約を取る形になるかと思います。
電話:06-4301-3100
 ファックス:06-6944-2060

②電話での相談
月曜日~金曜日(祝日、年末年始を除く) 9時~19時
同じく中央こども相談センターの電話教育相談(保護者専用)となります。
こちらは匿名でもOKです。
電話:06-4301-3141

③メールでの相談
毎日 24時間
※相談の返答は、5日程度(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)を要します。
  相談の返答は1回のみで、原則として一般的な理解や情報提供にとどまります。
くわしくはこちらをご確認ください。

<本人向け>
①電話での相談
月曜日~金曜日(祝日、年末年始を除く) 9時~19時
中央こども相談センター 電話教育相談(こども専用)
電話:06-4301-3140
*そのほかの時間
 24時間子どもSOSダイヤル(全国共通)
 電話:0120-0-78310(なやみいおう)

②メールでの相談
 毎日 24時間
※相談の返答は、5日程度(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)時間がかかります。
  相談の返答は1回だけで、簡単な内容だけになります。
くわしくはここを見てみてください。

民間施設

民間施設には
病院やカウンセリングルーム、民間の電話相談があります。

・病院
医学的なアプローチで
うつ病や発達障害、起立性調節障害などの
不登校に伴った心身の症状を治療してもらえます。
児童思春期を扱っている病院が限られているため
しっかりと調べてから予約を取る必要があります。

・カウンセリングルーム
カウンセリングの中で、本人や保護者と話をすることによって
本人が登校する、しないということのみではなく
不登校によって露わになった様々な課題にゆっくりと目を向けることが出来ます。
不登校のみに囚われない相談をすることが可能です。
学校との連携などは難しいため
すぐさま学校での対処がしたい方には向かないかもしれません。
また、継続した利用が経済的な負担になる可能性はあります。

・民間の電話相談
チャイルドラインという電話相談があります。
18歳までのこどものための電話相談窓口であり、費用は無料です。
ボランティアの大人が、アドバイスをしてくれます。
受付時間:月曜日~土曜日 午後4時~午後9時
フリーダイヤル:0120-99-7777

相談窓口を上手に使っていくために

ここまで様々な機関や相談窓口について
紹介してきましたが
本人がこれらの窓口の利用する場合は
あくまでも本人の意志があることが前提です。
保護者から、利用を促すことはせず
本人から、誰かに相談したい、ということが語られた際
情報が提供できるようにしておくにとどめておくことがよいかと思います。

今の状態でどこに相談したらよいかは
まず学校や公的機関に相談されるのが良いかと思います。

そのうえで、具体的な相談先は
保護者だけで決めず、本人と相談して決めてください。
その際、保護者の意見を押し付けてしまわないよう注意が必要です。

また、本人が相談する一歩を踏み出せない場合は
保護者だけで相談してみるのも1つの手かと思います。

当カウンセリングルームでも
保護者の方のみの相談も受け付けております。
当然、本人からの相談も受け付けておりますので
どちらの場合もご興味ある際は
一度予約フォームよりご相談ください!

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