
◆「本当の自分」を出すのが怖い…そんな方へのカウンセリング
「人にどう思われるか」が気になって、自分の気持ちや本当の自分をなかなか出せない…。
そんな経験、ありませんか?
「嫌われたらどうしよう」「変に思われたらどうしよう」と不安で、自分の意見を言えない。
でも、そんな自分を変えるために、カウンセリングやちょっとした心のトレーニングが役に立つこともあります。
今回は、そんな「本当の自分を出すのが怖い」と感じる人に向けて、カウンセリングでどんなアプローチがあるのかを紹介したいと思います。
◆どうして「本当の自分」を出すのが怖いんだろう?
まず、どうしてこんな気持ちになるのか・・・それを振り返って深堀していきましょう。
「人にどう思われるか」が怖い背景には、いろんな理由があります。
例えば、
- 過去の経験
子どもの頃や学生時代に、意見を言ったら笑われたり、否定されたりしたことがある。
そういった記憶が「自分を出したらまた傷つくかも」と無意識的に自分を出すことを避けます。
- 自己肯定感の低さ
自分に自信がないことで、「私の話つまんないから」「的外れなこと言ってしらけちゃったらどうしよう」と思いがちになります。
- 完璧主義
失敗したくない、嫌われたくない、という気持ちが強すぎると、つい「安全な自分」しか見せられなくなるのです。
- 社会的なプレッシャー
SNSや周りの目が気になって、「こうあるべき」って枠に自分を押し込めてしまうこともあります。
カウンセリングでは、まずこの「怖さ」の原因を一緒に紐解いていきます。
自分の考え方や感じ方の癖や背景を知ることで、どこをどう変えていけばいいか何から取り組んでいけばいいかを明らかにしていきます。
◆カウンセリングでどんなことをするの?
「カウンセリングって何するの?」
「話すのが苦手なのに、カウンセラーに話せるかな?」
など、不安になるお気持ちもあるかと思います。
カウンセリングは、あなたが無理なく自分のペースで進められる場所です。
カウンセラーはあなたの話に対して、否定的な視点を持ったり、善悪のジャッジをするようなことはありません。
以下は、こんな悩みにアプローチするためのカウンセリングでの取り組みの一例です。
1. 安心して話せる環境を作る
カウンセリングの第一歩は、「ここなら何を話しても大丈夫」と思える関係を築くことです。
カウンセラーはジャッジしたり批判したりしません。
あなたが話したいこと、話したくないことを尊重しながら、ゆっくり心を開いていけるようにサポートします。
思い浮かんだことを自由に話していい場です。
「この話は関係ないかもしれない」「こんな話をしていいのか」などは思わなくて大丈夫です。
むしろあなたが話そうと思った事柄こそ重要で、思い浮かんだことには必ず意味があると思います。
話せるところからで結構ですのでゆっくり自身に向き合っていきましょう。
2. 「怖さ」の背景を探る
「人にどう思われるか怖い」という気持ちの背景には、どんな体験や思い込みがあるのかを一緒に探っていきます。
例えば、「昔、友達に笑われたことがトラウマになってるかも」と気づいたとします。
トラウマに対してのアプローチや、「あの頃の自分は悪くなかった」「今は違うんだ」と整理することで少しずつ心を癒していきます。
3. 自己肯定感を育て直す
「本当の自分」を出すためには、「自分はこれでいいんだ」と思える土台作りが大事です。
カウンセリングでは、自分の良いところや強みを再発見したり、小さな成功体験を積み重ね、自己肯定感を育てていきます。
ネガティブ思考な人が急にポジティブ思考に切り替えるのはもちろん困難ですし、ポジティブである必要はありません。
自分が出来る範囲の小目標を立てて、挫折せずに小さな成功体験を繰り返し感じていくことが大切です。
例えば、カウンセラーと一緒に「今日、どんな小さなことでもできたこと」を振り返ってみる。
「疎遠になっていた友達にLINE送れた」「仕事での困りごとを上司に打ち明けてみた」などで十分です。
そんな積み重ねが、自分自身を認めて受け入れることに繋がります。
そうして安定した土台を築くことが出来れば、メンタルはおのずと安定していきます。
自分を出すことへの不安や抵抗を少しづつほぐしていきましょう。
4. 「完璧じゃなくていい」を練習する
他者から変だと思われたくない気持ちが強いと、つい「完璧な自分」や「周りが思う自分」を演じてしまいます。
自分を演じることでその場では周囲とうまく適応できるかもしれません。
しかし、演じることが本当の自分を否定することになり、時間とともに自己肯定感が低下していくのです。
「完璧じゃなくていい」「変だと思われてもいい」気持ちを築き上げて演じていない自分を受け入れることから始めましょう。
人はみんな完ぺきではないからこそ魅力のあるものです。
まずは自身の完璧じゃない点を受け入れ、それを「個性」として認識してみましょう。
その自身への受け入れが、自己肯定感が育てるきっかけとなります。
◆共に取り組みサポートしていくカウンセリング
上記の1~4の取り組みが、
「頭で理解は出来るが実行が難しい」
「どこで躓いているか分からない」
など、おありかと思います。
カウンセリングでは1対1で向き合い考え、話し合いを通じて、現状を把握しサポートしていきます。
まずはご相談ください。