「親と関わるのがしんどい・つらい」
「自分はアダルトチルドレンかもしれない」
「大人になって、自分の家は普通じゃなかったのかもと気づいた」
「自分の生きづらさは親との関係が原因かもしれない」

親との関係に悩んでいる方からこれらのようなご相談を受けることはよくあります。

親との関係性は子どもが最初に持つ人間関係であり、その後の生き方や価値観、人との関係性に大きく影響を及ぼします。

ここでしんどさを抱えたまま大人になった人々は、現在の親との関係が特別悪くなかったとしても、なんとなく生きづらい感じや、周りとうまくいかない感じを持つことが少なくありません。

毒親」や「親ガチャ」という言葉が広まった背景には、これらの親子関係の課題を抱えたまま大きくなった方がたくさんいて、大きな共感を生んでいる日本社会の現状があるのではないかと思います。

現在抱えているしんどさや生きづらさを克服していくために、カウンセリングの場では過去の自分と向き合っていくお手伝いをさせていただきます。

親から受けた対応が、今のあなたに影響を与えている

親子関係による悩みを軽減するためには、過去の経験を見つめなおす必要があります。
なぜなら、親から受けた対応や親に対して感じたことが現在の自分の心の働きや行動に影響を与えているからです。

親子関係の問題は過去のことだから、今更考えたって変わるものでもないし、なんの意味もないと思われる方もいるかもしれません。

確かに、起こった出来事自体は変わるものではありません。一方で、その出来事に対する捉え方や感じ方、考え方は変えられるものになります。現在抱えている生きづらさやしんどさを解消していくために、自分がこれまで親から受けた影響と今の自分との関連を自覚し、影響を及ぼしている過去の出来事に対する捉え方を変える必要があります。

親子関係が生き方に与える影響

親とは生まれた時から一緒にいるため、親との生活は子どもにとって当たり前の習慣となります。

つまり、毎日同じように繰り返されることなので、その影響を受けて成長をしていくことは当然のことですよね。

親から子どもへの接し方、親自身の考え方や感情の表し方、行動を移す方略などは子どもに直接影響を与える場合もあれば、親を見て子どもが学ぶ場合もあります。これらは、子どもの考え方、感情のコントロール、行動に同様に影響を及ぼします。

一番身近にいる大人は親であるため、子どもはそれが正しいのか間違っているのかに関わらずその方法を吸収してしまうのです。

それが社会の中で生きていく上で望ましい考え方や行動であればいいのですが、社会に適応できない考え方や行動であれば、生きづらさを抱えることになってしまいます。

・一般的に望ましいと考えられる物事の捉え方ができない
・自分の感情がうまくコントロールできず、抑えてしまったり、ぶつけてしまったりする
・問題のある行動を問題があると認識できていない

そういったことがあると、人間関係がうまく築いていけない・強いストレスを抱えてしまう・周りとうまくやれない、ということが増えて生きづらさやしんどさにつながっていきます。

親子関係に影響された無意識のこころの動き

・どうしていつも人とうまくいかないんだろう
・なんとなく不安な気持ちが消えないのはどうしてだろう
・いつも同じところでつまづいてしまうのはなぜだろう

これらの感覚は、あなたの無意識のこころの動きによって引き起こされているかもしれません。

そしてそれらが小さいころから繰り返されている方は、自分で自覚している以上に親子関係からの影響を受けている可能性があります。

無意識のこころの動きは、いい影響にも悪い影響にもなり得ますが、悪い影響として表れた時には生きづらさを感じることになってしまいます。

そのためカウンセリングでは親子関係を振り返ってもらうことによって、自分の無意識にどんな考え方の特徴があるのかを捉え、それをどう改善していくのといい影響に変えられるのかを一緒に考えていくことになります。

自分の親との関係は、子育てにも影響する

人はどうしても、自分の価値観や経験にそって子どもを育てようとします。
そのため自分の親との関係に課題を抱えている人は、自分の子どもとの関係にも課題を抱えやすくなってしまいます。

親として、一歩先を歩く大人として、自分の経験や得てきた考え方を伝えること自体は大切です。
それが子どもがこれからを生きていくための土台となります。

しかし、その考え方や経験に偏りがある場合は、子どもの考え方も偏ったものとなってしまう恐れがあります。
また、子どもといっても自分とは別の存在であるため、異なる感性や関心を持っていることは当然ありうることです。それを無視して一方的に親の考え方を押し付けてしまうことは、そこにいくら愛情や子どもを思う気持ちがあったとしても子どもにいい影響を与えるとは言えない場合があります。

子育てをする上で、自分がどんな考え方を持っていて、どんな風に感じるのかということをしっかりと理解しておくことは非常に重要です。
また、子どもの成長についての正しい知識を身に着けておくことも大切なことです。

自分と親との関係を整理するためのカウンセリング

親子関係の課題への対応経験を持ったカウンセラーが担当

カウンセリングを担当させていただく、臨床心理士・公認心理師の中田千晶です。

これまで、親子関係に課題や悩みを抱え、日常生活に支障が出ている方への対応を数多くさせていただいてきました。

・自分と親の関係、親から受けたしつけや教育の中でしっくりこないものがある
・親が自分の考え方や行動に大きく影響を与えていると感じる
・自分の経験を踏まえ子育てをしているが、それでいいのか不安
・子供への関わり方、考えていることなどが分からない

これらのような悩みを抱えている方は一度ご相談頂けたらと思います。

カウンセリングによる変化

カウンセリングによって以下のような変化がみられるようになります。

・親と適度に距離を置いて付き合えるようになった
・自分の中でもやもやしていたものが分かり、すっきりした
・自分の考え方のどこを変化させたらいいのか、見つめなおすことができた

過去の経験を捉えなおしていくことによって、今の考え方や捉え方に変化がうまれてきます。

親との関係に課題を抱える方へのカウンセリングで心がけていること

人生において親から受ける影響というのは強く、長く続くものです。
そのため、親子関係を改めて振り返ることは自分自身の人生を前向きに進めていくために必要なことだと言えます。

しかしながら、親子関係を振り返るにあたっては大きな気持ちの揺れが起こります。

それは、自分がその時経験した気持ちを捉えなおす中で整理しきれていないしんどさやつらさを思い返すこととなるからです。

見たくない、考えたくない、と蓋をしていた箱を開けることにもなるかもしれません。
とても勇気のいることだと思います。

カウンセリングにおいては、無理に聞き出すことや思い出させることはしません。
あなたにそのこころの準備が出来ていない状態で、過去の経験を扱っても今にいい影響はないと考えているからです。

そして心の準備が出来ているならば、過去にどんな気持ちだったのか、どう考えていたのか、整理できていない部分について一緒に紐解いていきたいと思っています。

自分の生きづらさについて、過去の親子関係が影響しているのでは?と感じる方は一度話をおきかせください。

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