「妻・夫と最近喧嘩ばかりしている」
「妻・夫の行動や考えが全く理解できない」
「妻・夫としばらく会話をしていない。会話が減っている」
「お互いしっかりと話し合いたいと思うけれど、二人だと言い合いになってしまう」
夫婦関係に悩んでいる方からこれらのようなご相談を受けることはよくあります。
夫婦になるということは、全く別の環境で生きてきた二人がひとつ屋根の下で暮らし始め、共有する事柄が増えること。気が合うところも、全く理解できないところも、付き合っていたころよりもより強く感じるようになります。そうすると、付き合っていた時には感じなかった違いや苛立ちが増えていくのは当たり前です。
しかし、それを放っておいたままにしておくと小さなことが積み重なり、気付いたら2人の間に大きな壁が出来てしまうかもしれません。
夫婦関係の悩みは、友人に相談しても「よくあること」で終わってしまうことも多く、悩みの内容によっては身近な人に相談することは難しい場合もあります。
そんな中で1人で抱え込みながら生活を続けることによる負担は非常に大きいですよね。
出来ることなら夫婦で話し合って解決したい、一緒に課題に取り組みたいと思っていても、うまく向き合うことが出来ず、どうやって前に進んでいったらいいのか分からないという状況もよくみられます。
お二人ではどうしようもないような状態に対して、夫婦でカウンセリングを受けてみることは、現状を変化させる一手となる可能性があります。
夫婦の問題に対してカウンセリングが必要となるわけ
夫婦の問題なんて本来は自分たちだけで解決しないといけないことだ。
多かれ少なかれどの家でも抱えている問題なんだから夫婦で話し合ったらなんとかなる。
そんな風に考えて、自分たちでどうにかしようとした結果、夫婦関係がさらに悪化してしまったり、問題が大きくなってしまったりということがあります。
私たちが持つ人間関係の中でも夫婦関係は特に、適度な関係性を構築して維持していくことが難しいものであるため
価値観の相違や相手への苛立ちが生じた際に解決することが困難になります。
結婚や出産によって二人の関係性が変わってしまう
夫婦関係の課題を抱えてカウンセリングを希望された方のお話をお伺いしていると、結婚や出産のタイミングで良くも悪くも2人の関係性が変化し、これまでと同じ方法では良好なコミュニケーションが取れなくなってしまうことが増えているようです。
これは、結婚や出産に対してそれぞれの認識に違いがあることや、2人で共有して考えなければならない問題が増えることが要因として挙げられます。
そうして、お互いがうまくいっていないことを感じながらもなんとなくそのままで生活を続けているうちに、2人の間の壁がどんどん分厚くなってしまい、それぞれの不満も溜まり、どちらかが耐えられなくなった時に大きな喧嘩になってしまうのです。
ここで確認しておきたいのは、夫婦は全く違う環境で育ってきた、性格も価値観も異なる、それぞれが自分の考えと気持ちを持った人間だということです。これはごくごく当たり前のことではあるのですが、同時に忘れてしまいやすいことでもあります。
その違いは、結婚する前や出産する前には見えにくいものかもしれません。
そのためにぶつかることも少なく、相手と自分が全く同じ考えや感じ方を持っているように思ってしまうのでしょう。
しかし、結婚や出産といった大きなイベントを経て、考え方や感じ方の違いが浮き彫りになり、関係性が変化するのです。
許せる・受け止められると思っていたことが難しくなる
恋人である間は許せる・受け止められると思っていたことが、結婚して夫婦として過ごしていくなかで段々難しくなっていくことがあります。
恋人として過ごしている時は、相手に対して合わないと感じた部分やしんどいと思ってしまう行動があっても、それすらも相手の一部分として受け入れて許せてしまいます。恋は盲目とも言いますよね。
しかし、夫婦となるとそうはいかない場面も増えていく。
なぜならば、相手の抱える問題が自分にとっての問題に直結してくるためです。
さらに子どもが生まれると、それは子どもの成長にも影響してくることがある。
許せる・受け入れられると思っていた部分も、やっぱり直してほしい!と感じることが多くなって、相手を変えようと躍起になるために関係性がこじれていってしまいます。
夫婦の関係を見直していくためのカウンセリング
夫婦関係の問題への対応経験を持ったカウンセラーが担当
カウンセリングを担当させていただく、臨床心理士・公認心理師の中田千晶です。
これまで、夫婦関係に不安や悩みを抱え、同じ空間で過ごすことも難しくなっている方への対応を数多くさせていただいてきました。
夫婦関係のカウンセリングは、お互いの考え方や感じ方のズレを確認し、相互理解を深めることができるよう
カウンセラーがサポートしながら進めていきます。
カウンセリングという時間の中で、お互いが違いを認めあい、受け入れて、相手と向き合う経験を積むことによって、今後の夫婦関係の中で新たな問題が出てきた際には2人で話し合いながら対処していくことができるように、夫婦の関係を見つめなおしていくことが出来ます。
二人きりでは感情的になってしまったり、視野が狭くなってしまったりということが起こりやすいため、第三者であり多くの夫婦関係を見てきたカウンセラーに相談することは状況の変化を促す1つの方法となります。
より良い夫婦関係にしていくために
現状、夫婦関係のカウンセリングは悩みや問題を抱えてすぐに利用するというよりは、自分たちで解決しようとした結果手に負えないほど問題が大きくなってしまったために利用するという方が多いように思われます。
しかし、日々の積み重ねによって問題が大きくなってしまうと、それまでに抱えてきた1つ1つの感情が複雑に絡み合ってしまっており、問題が小さい時に利用して頂くよりも余計に時間もお金もかかってしまうことになります。
カウンセリングとは、問題を解決するためだけのものではありません。
本来は問題が起きないように事前に予防することや、お互いの考え方のすり合わせをしておくことに利用できるものです。
実際に、欧米などでは夫婦間の大きな問題が起きる前にカウンセリングを受けておくという考え方もあるようですよ。
夫婦関係の相談も気軽にカウンセリングをご利用いただくことによって、お互いが安心できる結婚生活が送れると考えます。
当カウンセリングルームでは、夫婦+カウンセラーの3人で話をすることも、夫婦がそれぞれ交代してカウンセラーと話をすることも可能です。また、夫婦で別の日程でカウンセリングを受けることも出来ます。まずは奥様のみ、旦那様のみでもご相談頂けます。
お二人の状況や希望に応じて、どのようにカウンセリングを行っていくのが良いかを考えて柔軟に対応させて頂きます。
夫婦関係でお悩みを抱えているようでしたら、1度お気軽にご予約くださいね。
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