日常の中でのストレスに対して

日常生活の中でストレスを感じることは誰もが少なからずあるかと思います。
「毎日幸せすぎてどうしよう!」という方はそうそう居ないですし
多分そういった方はこのページをご覧になっていないかと思われます。

例えば
<仕事場にどうしても合わない同僚がいる><仕事量が多くて捌ききれない>
<家に帰っても小言ばかり言われるし><SNSで変な人に絡まれた>
<苦手な科目の授業を受けるのしんどいな><毎日の献立考えるのが苦痛>
などなど大小、場面さまざまですが、いろんなストレスに晒されているのが現代社会です。

そんな中でため込んだストレスに対処せず、見ないふりを続けていると
気づいたときには爆発してしまったり、うつ状態になってしまったりということにつながります。

では、ストレスをためこまないためにどんな風に対処していくのが良いのでしょうか。

心理学の中にはストレスコーピング、という考え方があります。
これはストレスの対象そのものに対して、どう対処していくかという考え方です。
適切な対処がとれることが一番良いのですが、そううまくはいかないことも多いですよね。

今回は、そんな時のための<逃げ場>についてお話したいと思います。

ストレスコーピングについては以下の記事をご参照ください。

https://first-counseling.info/psychology/n-35

逃げ場を作ること

<逃げる>ということに対して皆さんはどんなイメージをお持ちでしょうか?

逃げるのはよくないこと?嫌なことにも全力で立ち向かわないといけない?
確かに、困ったときになんでもかんでも逃げてしまっては良くないですよね。

でも、少し想像してみてください。
目的地の目の前にお腹をすかせたライオンが居て、今にもこちらにとびかかってきそうな雰囲気です。
それでも<逃げる>ことはよくないことでしょうか?ライオンに立ち向かうべきですか?

ライオンの例のように、その出来事によって、自分が害される恐れのある場合
<逃げる>ことは正当な方略であるように思われます。
一度逃げたあと、ライオンを倒せる武器を持って戻るのもありですし
ライオンが居なくなったことを見計らって目的地への向かうのもありでしょう。

世の中には<逃げてもいい場面>というのが存在すると思います。
ただし、私たちは社会の中で生きているため、自分が<逃げる>ことによって生じる
周りへの影響については考えておかなければいけません。

脅威にさらされたその場では逃げられなかったとしても
あとからほっと一息のつける、自分の安心できる場所を持っておくことも必要かもしれません。

私自身、中学の時に授業をサボって保健室に入り浸っていたことがあります。
別にその授業が嫌いだったわけでも、先生が嫌いだったわけでもなく
特に理由はなかったように思うのですが
なんとなくその場にいられない、いたくないな、という気持ちがあったのだと思います。
先生は、私が体調不良でないことを分かっていたので
次の授業になったら帰るように声をかけ、あとは特に触れずにいてくれました。
私は保健室のベランダから外を眺めてぼーっと1時間過ごしてから教室に戻っていました。

今考えると、私にとって保健室は<逃げ場>であり
無意識的に危険を感じた教室から時折逃げ出してたのかなと思います。

自分が安心できるのであれば<逃げ場>はどこでもいいと思います。
一人でいられる空間でも、だれか受け入れてくれる人のいる場でも、物理的な空間ではなくても
どこでもいいので、あなたの安心できる場所を、どこか確保してみてください。

何かあっても、そこがあると思うだけで
生活の中でもうちょっと頑張ってみられるかもしれません。