付き合い始めるとだんだん不安になってしまう共依存症

返事がすぐに返ってこないと不安で、何度も連絡してしまう
自分が見ていないところで何をしていたのか気になる
相手を失うのが嫌で、言いなりになってしまう
四六時中恋人と一緒に居ないと不安になる

恋をして相手と両想いになった時、毎日一緒に居たかったりたくさん連絡を取りたくなったり、返事が返ってこないと心配になったり……。ある程度は誰でも経験があるかもしれません。

しかし、この状態が行き過ぎてしまい、不安で身動きが取れなくなってしまっていると恋愛依存になっている可能性があります。

相手にいつか見捨てられるのではないかという不安(見捨てられ不安)があり、そんなことはないと安心感を得るために相手にいろいろな行動を求めてしまっていることはありませんか?

恋愛依存症は正式な診断名ではありません。
ただし通称として、このような状態に当てはまっている人に対して使われること自体は多い言葉となります。
上記のような状態は恋愛依存症の中でも特に、共依存症と呼ばれるものです。
(恋愛依存以外の文脈で用いられる共依存とは少し違います)

このような状態ではだんだんとお互いが疲れてしまい、結局うまくいかなくなってしまいますよね。
本当は一緒にいたいからこそ行動に出てしまってるのに、その行動によって一緒にいられなくなってしまう。

そうならないためにはどうしていったらいいのでしょうか?
そもそも共依存症になりやすい人はどんな特徴があるのでしょうか?

恋愛依存症の中でも回避型についてはこちら👇

共依存症になりやすい人の特徴

人と人との関係性は一般的に自分から相手、相手から自分というように相互作用によって成り立っています。
お互いが自分を軸として関係性を構築していく形です。

しかし、依存状態にある人は基本的に相手を軸にして動いています。
相手の言葉やちょっとした行動で自分の感情が大きく揺れ動き、不安がつのります。

・生活の全てが相手中心になる
・少しでも連絡がないと不安になり、何度も連絡をする
・相手のためなら、自分の疲れや気持ちは二の次になる
・相手との関係をつなぎとめるためならなんでもする
・知り合ってすぐに肉体関係を持つ

こういったことに当てはまる場合は、恋愛依存の中でも共依存症の傾向があるため自分の関係性の作り方を見直してみる必要があるかもしれません。

では、どんな人が上記のような関係性を作りやすくなってしまうのでしょうか。

自分に自信がない人

自分に自信がない人は「こんな自分と付き合ってくれるのだから、相手の期待に応えなければ」と相手を中心にものごとを考えやすくなり、恋愛依存に陥りやすいと考えられます。

また、「自分よりももっと素敵な人と付き合いたいのではないか」「自分が見ていないところでもっといい人に目移りしているのではないか」と自分で自分を不安にさせ、相手から連絡がなかったり態度が少し冷たかったりすると気持ちを爆発させて相手を強く責めてしまうことがあります。

常にいい人でいようとする

常にいい人でいようとする傾向がある人も、恋愛依存に陥りやすいと思われます。
もともと、他者からの評価を下げたくないあまり「いい人」を演じやすいうえに、付き合った人に振られたくない、という思いが大きく、徹底的に相手の期待に応えていい人でいようとしてしまうことになります。

感情表現が苦手

自分の気持ちをあまり表に出せない人も、恋愛依存に陥りやすいといわれています。
相手にあわせて顔色をうかがうことで自分の意見や思いを言わないことが多く、自分がガマンする癖がついてしまっており、恋愛においても相手を中心に考えてしまうためです。

恋愛依存から抜け出すために

恋愛のみに関わらず、相手を軸にした関係性は自分も相手も疲れてしんどくなってしまいます。

お互いに自分の足で立って関係を築いていけるようになるのがいいですよね。

そのために、恋愛依存の中でも依存型の傾向がある人は

・相手と少し距離を置いてみる
・趣味や仕事など全く違うことに没頭する
・自分なりに相手と付き合うときのルールを決めておく

といったことに注意してみるとよいかもしれません。

相手が中心になってしまっている部分を自分中心にすることで恋愛依存の傾向からの変化が望めるかと思います。
そのためには、相手のために使っている時間を意識的に自分のために使うようにすることが大切です。
また、不安な気持ちが大きく、ついやり過ぎてしまう行動がある場合は自分の中で絶対に守るルールを明確に決めておくことも重要ですね。

これからは相手に依存しないような関係性を作っていきたいと考えている方は、是非お気軽にカウンセリングも利用してみてください。


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