
「もしかしてストーカーになってる…?」
「相手のことが気になりプライベートをのぞき見してしまう」
「その人を尾行してしまう」
「盗聴器やカメラをしかけたくなった」
など思われたことはありませんか?
このような気持ちになり、この記事を読んでいる方は自身の行動に違和感や罪悪感を感じた方だと思います。
とはいえ、相手のことが気になり探ってしまいたくなったり、付きまとうようなことをしてしまったり…。
そんな行動がバレたらどうしようとドキドキしたり不安になったり、さまざまな思いがおありでしょう。
自身の人生のための見直しもかねてこの記事を読んでいただければと思います。
◆つきまといやストーカー行為をしてしまう人へ:カウンセリングで変わる第一歩
不法侵入やストーカー行為は、被害者だけでなく、行為者自身にも深刻な影響を及ぼす問題です。
これらの行動は、
- 感情のコントロールが難しい状況
- 誤った思い込み
- 過去の経験
など、さまざまな要因が絡み合って引き起こされることがあります。
もしあなたが「なぜこんなことをしてしまうのか」「どうすればやめられるのか」と悩んでいるなら、この記事を最後まで読んでみてください。
自分自身を理解し、これ以上自分も相手も傷つけないよう行動を変える第一歩を踏み出せるかもしれません。
◆なぜストーカー行為やつきまといをしてしまうのか?
ストーカー行為に至る背景には、以下のような心理的・感情的な要因が関係している場合があります。
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強い執着心や愛情の誤解
相手への強い思いをどうしていいか分からず、適切でない形で表現されてしまう。
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感情のコントロール不足
怒りや不安、寂しさをうまくコントロールできず、自身の欲に対して衝動的になる。
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過去のトラウマや人間関係の問題
過去の経験から人間関係の構築に何らかの影響を与え、人と繋がり方が分からない。
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自己肯定感の低さ
「この人しかいない」「自分の気持ちを理解してくれるのはあの人だけだ」と、特定の相手に過剰に依存してしまう傾向がある。
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相手と自分との境界線の理解不足
相手のプライバシーや権利を尊重する感覚が欠けている。
もしくは、他者のプライバシーに入り込むことで優越感やステータスを感じている。 -
想像力や相手を配慮する気持ちの欠如
自分がされたらどうだろう…などのイメージが適切に鮮明に浮かばない。
相手の気持ちを配慮する気持ちよりも自分の興味や欲が勝ってしまう。
これらの要因は、誰にでもある感情や経験が複雑に絡み合った結果として現れることが多くあります。
決して「あなたが悪い人間だから」という単純な話ではありません。
どの項目も不足したり欠如する理由は必ずあります。
重要なのは、自分の行動の原因に着目し、それを変えるための自己理解のサポートを受けることです。
◆カウンセリングではどんなことをするの?
カウンセリングは、専門家のサポートを受けながら自分の感情や行動を深く理解し、健康的な対処法を学ぶためのプロセスです。
つきまといやストーカー行為に関連する場合、どのようなものがあるのか以下に記載しています。
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自分の感情を整理するところから
カウンセラーは、あなたがなぜ特定の行動を取ってしまうのか、どんな感情や思考が背景にあるのかを一緒に探していきます。
例えば、「相手に認められたい」「拒絶されるのが怖い」といった感情が行動の引き金になっている場合、その感情を安全な場で表現し、より深く背景を理解することができます。 -
健康的な対人関係を築く方法を学ぶ
相手との関係構築の方法を見つめ直し、うまくいかずに躓いているエラー部分を解明していきます。
対人関係を築いていく上での思考の偏りを修正したり、適切な距離感や、尊重に基づくコミュニケーションを習得していきます。
普通だと思っていたことへの気づきや、人との距離感がうまくいかなかったことの理由や特徴を分析していきます。例えば、「相手の意思を尊重する」「自分の気持ちを適切に伝える」といったスキルを身につけることで、健全な人間関係を築く土台ができます。
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行動を変える具体的な戦略を立てる
もし無意識的や衝動的に行動してしまう場合、闇雲に「絶対しない!」と誓っても気が付いたらしてしまう…なんてこともあります。
カウンセリングでは闇雲に意志を強くするような気合論ではどうにもならないところへ、違った角度からアプローチをします。まずは衝動を抑えるための具体的な方法(例:深呼吸、状況から離れる、代替行動を取る)を話し合っていきます。
また、ストレスや不安を軽減するリラクゼーション法やマインドフルネスも取り入れられることがあります。
普段は無意識に目を向けないものですが、そこについて振り返り意識することで新たな気づきを得ることもできるのです。 -
再発を防ぐための長期的なサポート
一度無意識的にでも身についてしまった考えや行動を変えるのは難しいものです。
今後の人生の長い期間を一人でコントロールしていくのは限界があります。躓いたときや良くない方向に行ってしまった時には、カウンセラーと原因解明や軌道修正について話し合います。
カウンセリングの継続は、再び同じ行動を繰り返すリスクを大幅に減らすことができます。◆カウンセリングを受けるメリット
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安全な環境で話せる
カウンセラーはあなたの話を批判やジャッジすることはありません。
守秘義務の元、必ず秘密は守ります。
安心して本音を話せる場が得られます。 -
自分を責めるサイクルから抜け出せる
行動を後悔し、自分を責める気持ちが強い場合、カウンセリングはその負のループを断ち切る手助けをします。
後悔や反省はもちろん必要なことですがその気持ちを活かして、今後のためのエネルギーに使ってみましょう。 -
新たな視点を得られる
カウンセラーは客観的な視点から状況を整理します。
自分では気づかなかった考え方や視点を見つけられます。
「どうしてしてしまったのか分からずモヤモヤする…」といった気持ちを少しでもクリアにしていくサポートをさせたいただきます。 -
人生全体の質が向上する
行動を変えることで、人間関係や自己肯定感が改善し、仕事やプライベートでの満足度も高まる可能性があります。
最初は「不法侵入・ストーカー行為をやめたい」気持ちからの取り組みであってもそこから自身を見つめ直すことで根本の問題に気づくことがあります。
そして、気づいた根本的なところを変えていくことで、他の日常生活での困りごとにも影響を与え、より生きやすくなります。 -
法的な問題を未然に防ぐ
つきまといやストーカー行為や不法侵入や盗聴器の設置・・・。
これらは、法的な問題に発展し、今後の人生に大きな影響を与える可能性が大いにあります。カウンセリングを受けることで、行動を早期に修正でき、深刻な結果を避けるための助けとなります。
すでに法的な問題に発展している方も自身の行動を振り返り、今後再犯をしないために取り組んでいきましょう。こうした取り組みから自己肯定感が上がり、自身を大切な存在であることを認識し、不適切な行為や犯罪行為への抑止力に繋がっていきます。
些細なことでも構いません。
後悔するようなことになる前に一度ご相談ください。
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