ギャンブル依存症を克服するためのカウンセリング

『自分はギャンブル依存症かもしれない』、『家族がギャンブル依存症かもしれない』と感じてこのページを見つけられた方は、一度最後まで読んでみてください。
ギャンブル依存症である可能性を感じていて、それを克服したいとお考えであればお力になれることがあると思います。

パチンコ、スロット、競馬、競輪、競艇、ネットカジノなど賭け事が止められない方へ

世の中には、ギャンブルにお金をつぎ込み、負けたお金をギャンブルで取り返そう として借金を繰り返している人がいます。
パチンコ、スロット、競馬、競輪、競艇、ネットカジノなどのギャンブルは、いずれもはまってしまうと見境なくお金をつぎ込んでしまい借金が増えていきます。

自分や家族がパチンコ、スロット、競馬、競輪、競艇、ネットカジノをしていて、もしかしたら自分自身が、自分の家族がギャンブル依存症かもしれないという方 は下記のギャンブル依存症チェックテストを試してみて下さい。 あなたは下記のような条件が当てはまってはいませんか?

ギャンブル依存症チェックテスト

  • 毎月お小遣い以上の額をギャンブルに費やす
  • ギャンブルをするためにお金を借りた
  • ギャンブルをしているので貯蓄ができない
  • ギャンブルをするために嘘をついたことがある
  • ギャンブルをしていて遅刻したことがある
  • 家族にギャンブルを止めるように言われている
  • 上記のいくつかが当てはまっているのに、自分 はギャンブル依存ではないと思う

上記のいずれかに当てはまっているなら、あなたはギャンブル依存症です。
当てはまる項目が多いほど、状態は悪いと言えます。 ギャンブル依存症は、気づいた時に改善を始めることが大切ですので、ギャンブル依存症 の恐れがある方はカウンセリングをご利用下さい。

ギャンブル依存症の特徴

ギャンブル依存症の方の特徴は、他の依存症の方に比べても『否認の心理』が強く、 改善するためにカウンセリングに通い始めても、勝手にカウンセリングを中断して 元のギャンブルをする生活に戻ってしまうという点です。
家族の管理が厳しくギャンブルができない状態が続いていても、他人にお金を借り たり、最悪の場合は会社のお金を盗ってでもギャンブルをしようとする人もいます。

一度ギャンブルを止めた人でも、この否認の心理が改善されていないとギャンブルを再開してしまったり、別のことに依存してしまうので否認の心理を弱めることがギャンブル依存症の克服には重要なステップとなります。

ギャンブル依存症につながる心理的特徴

ギャンブル依存症は、依存症の中でも克服するためには根気が必要です。
その理由は、下記のような特徴を持っていて、その特徴が他の依存症の人よりも強いからです。
では、ギャンブル依存症の特徴について説明していきます。

深い話、大切な話を避ける

ギャンブル依存症の人は、恋人同士、夫婦間や家族間で話し合いが必要な話題になると話を逸らしたり、曖昧な返事をする傾向があります。
依存症になる人は、葛藤を抱えることが苦手で、葛藤が生じるような話題になることを嫌がります。
そのため、カウンセリングをしていても克服するための取り組みに前向きになってもらうまでに時間が掛かります。

お金に関してどうにかなるという考え方を持っている

ギャンブル依存症の人にお金に関する話題を振ると、「どうにかなるよ」という答えが返ってくることが多いです。
お金が足りない、貯めなければならない、節約が必要という話になると上記のような返答をします。

喜怒哀楽の感情表現が乏しい

依存症の人は、喜怒哀楽の感情表現が乏しい人が多いのですが、ギャンブル依存症の人はこの特徴が強いと感じます。
感情表現が乏しい人は、小さな刺激では感情の働きが誘発されにくいため、無意識に強い刺激を求めている傾向があり、それがギャンブルのようなお金が増えるかもしれないという期待感、大当たりをした時の高揚感、お金を失うかもしれないスリルが体感できるものにはまりやすいのです。

負けず嫌い

ギャンブル依存症になる安い人は負けず嫌いです。
ギャンブルでお金を失っても、取り返さないと気が済まないということでギャンブルでお金を増やすことに挑戦することを繰り返し、いつの間にか依存症になっていきます。

目標がない、努力ができない

依存症の人は、時間や労力を掛けて何かを達成するというビジョンを持つことが苦手な人が多いと言えます。そのため、簡単に満足感を得られると思われるものにはまる傾向があり、すぐにお金を得られると感じるギャンブルに手を出し、のめり込み依存症になってしまいます。

5つの心理的特徴がギャンブル依存症克服の妨げになる

ギャンブル依存症の人のカウンセリングを行っていると、上記の特徴の強さを感じさせられます。
依存症は、『否認の病』と言われていて、自分の問題点を認めないという心理的な傾向があり、否認の心理が弱くなると完全に向かうと言われています。
しかし、ギャンブル依存症の人に見られる特徴は、否認の心理を強固なものにしているため、他の依存症の相談と比べても否認の心理が弱くなるのに時間が掛かると感じています。

根気よくカウンセリングを継続している方はギャンブルを完全にやめることができていますが、自分の問題を否認して『自分の意思でギャンブルを止められる』といっているほど止めることができず、当事者がカウンセリングに来なくなって数か月したらご家族が『またギャンブルを始めています。どうしたらいいですか?』と相談に来られることがあります。

ギャンブルを止めるためのカウンセリングの提案

ギャンブル依存症の当事者のカウンセリングは、ギャンブルの頻度や継続してきた 期間などを踏まえて通う頻度を提案しております。
最初のうちは通うことに抵抗を示す人も多いため、ご家族や周囲の人の協力がある方が克服する可能性は高くなります。
理想的なのは、ご本人が本気で克服することを目指してカウンセリングを継続する ことですが、ある程度はご家族がサポートしつつカウンセリングを受けることを 習慣化して頂きたいと思います。

ギャンブル依存症の方は、ある程度カウンセリングが順調に進んでいるように見え ても、隠れてギャンブルをしていたり、ある日魔が差してギャンブルをしてしまう こともあるので、そのような経過も含めて克服につなげていく方針です。
カウンセリングによってすんなりとギャンブルを止めて頂きたいのですが、人に よって改善の経過に違いがあるので、それに合わせて対応しています。

克服した人は、お金の使い方が変わるだけでなく、家族と向き合う意識や 時間も増え、生活が充実していきます。 ギャンブルをしない人生の方が、幸福度が高いと言えるので本気でカウンセリング に取り組んで頂きたいと思います。

家族にギャンブル依存症の人がいるとわかったら

カウンセリングにギャンブル依存症の相談に来られている人の大半は男性です。
厚労省の調べでもギャンブル依存症になっている男女比は8:2で圧倒的に男性が多いという結果が出ています。
夫や息子がパチンコ、スロット、競馬、競輪、競艇、ネットカジノなどにいずれか、もしくは複数にお金をつぎ込んでいて、家族が気付いた時には借金を抱えたということも少なくありません。

家族の中にギャンブル依存症の人がいるとしたら、夫や息子というケースが多いと思いますが、妻が母親がギャンブル依存症だということで相談に来られる方も1割ほどおられます。
この記事では、家族の中にギャンブル依存症の人がいるとわかった時の対応について説明したいと思います。
家族にギャンブル依存症の人がいるとわかった時の対応は主に2つです。

  • 当事者にカウンセリングを受けるように促す
  • まずは家族がカウンセリングを受ける

当事者にカウンセリングを受けるように促す

依存症の中でも、行為依存にあたるギャンブル依存症はカウンセリングを受けて行動の改善と行動につながっている心理の改善を行っていく必要があるので、当事者がカウンセリングを受けることが望ましいと言えます。

依存症全般に言えることですが、自分の意思でカウンセリングを受ける人は少なく、ギャンブル依存症は依存症の中でもその傾向が強いです。
また、カウンセリングを受ける必要性を自覚するまでに時間が掛かるため、改善していない段階でカウンセリングを受けることを止めてしまい、再発をしてしまう人が多いのです。

そのため、当事者が自らカウンセリングを受けると言い出さない場合は、家族からカウンセリングの必要性を伝える必要が出てきます。
当事者が、「カウンセリングを受ける」と承諾しないこともありますが、ギャンブル依存症を放置しておくと、特に金銭的なダメージが大きくなるばかりなので、多少強引にでも当事者にカウンセリングを受けることを勧めた方が良いでしょう。

まずは家族がカウンセリングを受ける

当事者にカウンセリングを受けることを勧めても、断固として受けない場合もあります。
特にギャンブルに依存していることが発覚した段階では、拒否する人が多いです。
実際に当事者がカウンセリングに来られるケースは、二度以上借金をしていたことが発覚した、妻や親のお金、家の貯蓄を使ったり、会社のお金を横領してギャンブルをしていたということが発覚した後である場合が多いです。

当事者がカウンセリングを受けない場合は、当事者がギャンブルをできない状態をどうやって作るのか、お金の負担が大きくならないためにどうすればいいのかを明らかにして実行していく必要があります。
ご家族に対するカウンセリングでは、当事者にギャンブルを止める意思がない場合にどのような対策をしていくのかということも話を聞かせていただき考え、アドバイスをさせていただいています。

まとめ

ギャンブル依存症の人が、ギャンブルを止めるためには当事者の意思だけでは難しいでしょう。
中には自分の意思でカウンセリングに行くことを決め、それを継続して改善していく人もおられますが、そのような人は少数です。
とても大変だと思いますが、家族がギャンブル依存症だった場合、家族で改善に取り組んで頂くことが望ましいです。

家族がギャンブル依存症の場合、別れずに支えていくということであれば、双方の両親に協力もしてもらいながら克服を目指して下さい。
どのように協力してもらえばいいかは、カウンセリングの中でカウンセラーからアドバイスをもらえばいいかと思います。

子供がギャンブル依存症の場合は、親としてどのように対処をするかが重要になってきます。
やむを得ずお金の工面をすることがあるかもしれませんが、本当はできるだけそれはしない方が良いので、もしお金を工面する場合は子供とどういう約束ののもとお金を工面するかを話し合う必要があります。

またギャンブルを再開しないためにどうかかわっていくかという点も重要になってくるので、カウンセラーのアドバイスを聴きつつ改善をサポートして頂ければと思います。


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