評判や口コミに惑わされないカウンセリンセリングルーム選び
カウンセリングを受けるのであれば安心して相談ができるカウンセリングルームを見つけたいと思うのは当然でしょう。
安心して相談できると考えた場合、多くの人は評判や口コミを気にしておられるようです。
その証拠に『カウンセリング 評判』、『カウンセリング 口コミ』というキーワードに地域名を足してカウンセリングルームを検索している人は多いようです。
しかし、意外と評判、口コミに関する有益な情報が少ないというのが現状です。
その理由は、日常生活でカウンセリングに通っていることを友人、知人に言う人が少なく、ネット上でもカウンセリングに行ったことを書かない人が多いからです。
カウンセリングに通っている人は、不安感の強い人も多いので、
『口コミを書いてクライエントが増えてたら自分の予約が取りにくくなるかもしれない』
と思ってしまう傾向もあるので、そんなこともネット上に評判や口コミが少ないことに影響しているのかもしれません。
そのため、このページではネット上のわずかな評判や口コミをもとにカウンセリングルームを選ぼうとして失敗しないための情報を掲載しています。
その1.お客様の声、クライエント様の声は参考にならない
カウンセリングルームのホームページを見るとお客様の声、クライエント様の声というページがあり、カウンセリングを受けた感想が並べられていますが、あまり参考にしない方が良いでしょう。
もちろん、本当にカウンセリングを受けた人が書いているかもしれませんが、カウンセリングに通っている人は自分の本音をいうことが苦手な方も多いので、カウンセラーにアンケートを求められても正確な思いを書くことに気を使う人も多いと考えられます。
さらにいろんなホームページにお客様の声というものが掲載されていますが、実はお客様の声の内容を作ってくれる業者が存在するのです。
さも本当にカウンセリングを受けた人の文章のように掲載する内容を作ってくれるそうです。
そのため、そこに書かれていることとそのカウンセリングルームの質は一致しない可能性があります。
カウンセリングルームを開設して間もないカウンセラーが、臨床実績10000件と掲載してクライエント様の声もたくさん載せているのを見たことがあるくらいなので、あまり参考にしないことをおすすめします。
その2.YAHOO知恵袋は参考になるのか
「YAHOO知恵袋には、おすすめのカウンセラーはいませんか?」というような書き込みがありますが、それに対する返答としてカウンセリングルームが紹介されています。
こちらはカウンセリングルームのお客様の声よりは本当の意見が書かれている可能性も高いですが、自分が通った実体験がなくても書かれている情報もあるので全面的に信じられるものではないと思います。
また、カウンセラーが自分のカウンセリングルームを本人と分からなように書き込むこともできるので参考にする際は慎重になった方が良いでしょう。
その3.カウンセリングのポータルサイトは参考になるのか
カウンセラーの情報がたくさん掲載されているカウンセリングのポータルサイトというものがあります。
種類もたくさんありますが、どのポータルサイトにも無料の相談コーナーが設けてあり、多くのカウンセラーが自分の意見を書き込んでいます。
その書き込みが参考になるかということですが、私はあまり参考にしない方が良いと思います。本当に腕があり、忙しくしているカウンセラーであればポータルサイトに書き込みをしている時間が取れないので、良いカウンセラーほど書き込みをしていない可能性があるからです。
稀に駆け出しのカウンセラーで、まだまだこれから仕事が増えていくであろう人が書き込みをしているかもしれませんが、基本的にはその無料相談の返答は参考にならないと思っています。
その4.カウンセラーのブログを参考にする
評判、口コミで信頼度が高めのものは、カウンセラーがホームページやブログ自分以外のカウンセラーのことを書いているものです。
その理由は下記の通りです
・カウンセラー自身が他者と交流して信頼を得ることができるという目安になる
・自分のサイトで信頼できないカウンセラーを紹介することはできない
ポイントは、どんなカウンセラーのホームページやブログを見たかです。
そのカウンセラーが活躍してそうであれば、いい加減なカウンセラーのことをネット上で紹介したりはしないと思うので、ある程度信頼できる評判、口コミになると思います。
カウンセラーを選びの基準
自分が悩みを相談するカウンセラーをどのように選ぶかは、いくつかの基準をもとに考えることになると思いますが、実際には民間のカウンセラー以外はカウンセラーの特徴などをネット上に公開していないので比較検討することが難しいです。
さらに、直接の知り合いからの口コミで良いカウンセリングルームを教えてもらえるということもありません。
なぜなら、カウンセリングに行っていることは内緒にしている人が多いからです。
そのため、このページでは民間のカウンセリングルームを基準にカウンセラーの選び方を説明していきたいと思います。
その1.知識と専門性
カウンセラー選びでは、そのカウンセラーに相談することで自分の悩みが解決するのかということが焦点になると思います。
そのためカウンセラーを選ぶ上で知識と専門性は欠かせない要素です。
まずカウンセラーとしてはカウンセリングの知識だけでなく、精神医学の知識は持っていることが最低条件ではないかと思います。
それは、本人の自覚なしに心の病を抱えた方が相談に来られるので、それを見極めて対応したり、病院に行くことを勧めなければならないからです。
最低限の知識を持っている上で、普段どのような問題に多く対応していて実績があるのかという点が自分の悩みを解決してくれるのかを見極めるポイントになると思います。
そのカウンセラーの専門性の高さは、ホームページやブログなどを見て判断すると良いでしょう。
ホームページやブログにあなたが納得すること、あなたの役に立つこと、目からうろこが落ちるようなことが書いてあるのであればある程度の高さの専門性を持っていると言えると思います。
その2.実績
実績もカウンセラー選びの重要な基準です。
何年間カウンセリングルームを運営してきたのか、どれくらいの臨床数があるのか、どんなところから仕事の依頼を受けているのか、本は出しているのかなど、実績を確認するポイントはいくつかあります。
ホームページ上には嘘の実績も書けてしまいますが、ホームページにどのようなことを書いている
のかという点と重ね合わせてみれば、その実績の信憑性も見えてくると思います。
講演会は写真があるかどうか、本は本当に出しているのかどうかで、実績の信憑性は確認できる
ので、実績という点もカウンセラーを選ぶ際に注目して下さい。
その3.印象
カウンセラー選びでカウンセラーの印象も大切な要素です。
そのため、ホームページに写真を掲載しているカウンセラーから選んだ方が良いと思います。
カウンセラーが写真を掲載しない理由はいろいろあると思いますが、個人的には人が自分の重要な悩みを相談する相手を選ぼうとしているのだから、自分がどんな人間であるかわかりやすいように写真を掲載することはプロとして必要なのではないかと思います。
カウンセラーといえども1人の人として相談してもいいかなと思える印象を持っているということは大切なことだと思います。
カウンセラーだから相談してもらえるのではなく、カウンセラーでなくても人から相談したいと思ってもらえるような印象を持っている人、そういう印象を持ってもらえるように努力している人であってほしいと思います。
時々、『そんな写真なら載せない方がいいだろう』と思うような写真を掲載しているカウンセラーがいますが、そんな場合は選択肢から外してもいいのではないでしょうか。
その4.資格
資格に関してはさほど重視する必要はないと思います。
そもそも相談を受けて、相手のために良い対応ができるかということは資格の問題ではありません。
参考までに資格を持っているかということは気にした方が良いですが、それ以上にどんな実績があるか、どんな専門性を持っているかということを重視しましょう。
ただ、大学や大学院に行かなければ取得できない資格を持っているということは、最低限ある程度の勉強をしてきているということは言えるので、受けてみたいカウンセリングルームがどこも重要な情報を公開していない場合は資格を頼りに選んでもいいかもしれません。