雑記として少し書いてみる試みをしてみようかなと思いまして。
カウンセリングをしていると自分に対して厳しすぎる人に出会うことがあります。
自己肯定感が低いという話と繋がるものではあるのですが、ある意味で自分だけが「特別」になってしまっていることが多いんですよね。
例えば仕事で何か大きな失敗をしてしまった同僚がいたとします。
その時同僚にどんな言葉をかけますか?と尋ねると、<今回はダメだったけど次頑張ればいい>とか<こんないいところもあったじゃん>とかの言葉が出てきます。
でも、それが逆転して自分になると途端に適応されなくなるんです。
この広い世界の中で、自分ひとりだけにはその考え方は適応されないんですよ。
例えば仕事が忙しくて他の人に手伝ってもらえるようお願いしに行ったとします。
忙しくて断られてしまった時に<まぁそういうこともあるよね>と思える人が、自分が断る側に回ると急に<断ったのが申し訳なかった><手伝った方がよかったかな><手伝わない自分は嫌な奴だ>となるんです。
逆の時にはそうはならなかったですよね?と確認しても、それは本人の中では間違いのない事実なんですよね。
他の人が相手だったら許せることが、自分だとどうしても許せない。
他の人がやっても許されることだけれど、自分がやるのは許されない。
そんな時には、どうして自分だけが許されないと感じるのかを考えることが大切だと思います。
そこには考え方の歪みの根っこが隠れているかもしれません。
そのうえで、許してあげられる自分はどんな風な自分なのか考えてみるのもいいかもしれません。
そこにはあなたに根付いている価値観が表れていると思います。
ただし、一人で考えているとあなた一人の見え方だけで物事を見てしまうことになります。
人は誰もが、自分の生きてきた世界を見るための眼鏡をかけて物をみているので少なからずそこには歪みが生じています。
なので、誰か信頼できる人・安心できる人と一緒に考えてみるのがいいと思います。
もし近くにいないのであればカウンセラーに頼るのも1つの方法でしょう。
そうして自分が自分をどんな風にみているのかを考えながら、日常の中に癖付いている習慣を変えていくことも必要です。
これはどちらも大事なことだと思います。
例えば、今日一日の中で自分が出来たことを毎日1つでいいので記録する。
自分と約束してなにか毎日こなす習慣をつける。
自分を許さない考えが出てきたときに、別の考えもあるかもしれないと一応頭の中で繰り返す。
そうして少しずつ少しずつ、自分との向き合い方を変えていくことで、周りのいろいろなことも変わっていくのではないかと思います。