相談内容別のカウンセリングに通う機関の目安

カウンセリングを受けようかと考えておられる方にとって気になることの1つが、自分の悩みはどれくらいの期間をカウンセリングに費やせば解決するのかということだと思います。
しかし、正直この疑問に対する答えを出すことは難しいと思われます。
なぜなら、相談内容によって、カウンセリングを受ける人の状態などによって解決までの期間は大きく変わるからです。
ただ、そうはいってもある程度の目安は知っておきたいという方が多いと思うので、相談内容を基準に説明させて頂きたいと思います。

カウンセリングに通う期間の目安として相談内容という観点からまとめてあるので参考にして下さい。

1.病院に通いつつ補助的にカウンセリングを受けるような心の病

これはある程度症状をコントロールしながら長期的に付き合っていく悩みなので、通い始め
た頃は月に数回ほどカウンセリングを受けることになるかもしれませんが、通いながら期間
を開けていき3カ月や半年に1度くらいの割合で、自分の調子を整えるメンテナンスとして
かようことが望ましいと言えます。
ただ、薬や生活習慣によって病気の症状のコントロールが上手くできていれば、カウンセ
リングを受ける必要性を感じないかもしれません。

2.ストレスが心の状態の悪化につながっている場合

うつ状態やパニック発作、不安神経症、解離性障害などがここに該当しますが、ストレス
状態が改善されることで状態が良くなることが多いのですが、何がストレスを生み出して
いるかは個人差があるので、そのストレスを生み出している理由によってカウンセリング
に通う期間が変わります。
最初は月2回ほど通ったとして、目安として短くて3カ月、長くて3年くらいでしょうか。

3.ストレスによって体に何らかの異常が出ている場合

こちらは身体表現性障害というものが当てはまります。
具体的な症状としては、体の痛み、胃腸の不調、自律神経の乱れ、性機能の低下、感覚
の低下などがあります。
カウンセリングでは、ストレス原因が無くなることを目的に話をしていくのですが、
2と同じく、最初は月2回ほど通ったとして、目安として短くて3カ月、長くて3年
くらいです。

4.ストレスによって依存症になっている場合

こちらは、ストレスによって欲求のコントロールができずに依存症と呼ばれるレベル
にまで行動が悪化している状態ですが、依存症は一度なってしまうと改善には時間が
掛かかります。
ただ、依存の内容によっては健康、財産、人間関係をどんどん悪化させて社会復帰
が難しくなってしまう場合もあるので、カウンセリングに費用が掛かったとしても
改善すべき問題です。
カウンセリングに要する期間は、1年から5年、場合によってはそれ以上と考えて
おくとよいでしょう。

5.恋愛や恋愛に伴う自分の性格の悩み

こちらの相談は、健康を損なったり、浪費につながっているわけではないようで
あれば、短期間に何度も通う必要はありません。
月に1回でいいので、じっくり時間をかけて取り組んでいくことが望ましいと
思われます。
ただ、中には短期間に集中して通うことを求める方もおられ、それは効果として
表れることもあるので、その場合はカウンセラーにその旨を伝えてみるといいか
と思います。
問題の解決までにかかる期間は1年から2年で、その後は何かあった時にカウン
セリングを利用するというケースが多いようです。

6.親子関係やアダルトチルドレンの問題

親子関係やその関係で形成された人格、記憶、自尊心がテーマになる内容です
ので、カウンセリングに掛かる時間はある程度長くなります。
ただ、月に何度も通うのではなく、最初は月2回くらいから始めて落ち着きを
感じたら月1回にして、そこからカウンセリング無くても大丈夫と感じるまで
通うというパターンが多いようです。
問題の解決までにかかる期間は2年から5年で、その後は何かあった時にカウン
セリングを利用するというケースが多いようです。

7.職場の人間関係の悩み

職場の人間関係の問題は、正直問題が解決するまでの期間がカウンセリングに
通う機関になるので、早い人であれば1カ月、時間がかかる場合は2、3年
くらい通う方もおられますが、数年通っている方は職場の問題が全く解決して
いないわけではなく、他にも相談したいことがあるので継続しているケース
が多いようです。

8.その他

その他色々な相談がカウンセリングでは行われますが、認知、情緒、行動の
変容が進め、本人が生活しやすくなることがカウンセリングの目的であり、
カウンセリングを終える目安となります。
ただ、カウンセラーに相談することで視野が広がる、問題に対する対応が
良くなると感じる方も多く、一度良いカウンセラーに出会うことができれば、
その後も自分の人生をより良くする相談する機会としてカウンセリングを
利用し続ける人も少なくなようです。

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