発達心理学とは

発達心理学とは、乳児から思春期を経て、青年期までの人間の発達を研究の
対象にしていましたが、現在は成人期、中年期、老年期までを含めて研究の
対象としている心理学です。

 

遺伝か環境かという論争

発達に関しては、遺伝か環境かという論争が繰り広げられてきました。

ゲゼルの成熟説

人間の性格や能力は生まれつきのもので、成長の過程で自律的に表れてくる
という説。

ワトソンの環境説

人間の性格や能力は環境の影響を受けながら、経験によって変化していく
という説

シュテルンの輻輳説

人間の性格や能力は、遺伝も環境も影響するという説。

ジェンセンの相互作用説

人間の性格や能力は遺伝と環境が、相互に影響し合いながら形成されて
いくという説で、現在はこちらが主流となっている。
 

人間の発達

人間の発達が、他の哺乳類と違う点があります。
それは、馬なら馬の本能を持って生まれて、牛なら牛の本能を持って
生まれてきますが、人間はまだ脳が未発達な段階で生まれてくるため、
生まれてから環境の影響を大きく受けます。

それが実証された出来事が、オオカミに育てられた子供が、オオカミと
同じような行動を取り、生肉を食べていたというものです。
人間として生まれても、人間に育てられなければ、環境の影響によって
成長の方向性が大きく偏るということが証明された出来事です。

心理学の勉強一覧へ